2016年12月26日
サロマ湖の結氷が進み、例年にない低水温に見舞われました。
そのためにいつもはホッケを釣りながら、船を地上に上げるため常呂に回航するのですが
今年は釣りをあきらめて回航しました。
14時30分、すでにサロマ湖の湖口にはアイスブームが設置されていました。
北緯44度10分東経143度47分、先祖の井田家2代目左右一が切り開いたサロマ湖第一湖口をあとにしました。
今年はたくさんの方が乗船していただけまして、ありがとうございました。
また来年3月から青ゾイ釣りを始める予定です。
ぜひ来年も恵祐丸の釣りをよろしくお願いいたします。
船頭 船橋恵一





2016年12月16日
うねりが強い状態だったものの、島田さんとタラ釣りに出ました。
沖合にはタラの姿が無く、また魚礁にもタラの姿が見えません。
今日の釣果は30本ちょっと、中ダラが15本に小ダラが15本と言ったところです。
大きなタラは札幌中央市場に出荷し、
残りは北見の居酒屋に送られます。
水温は1℃しかなく、おそらく今年のタラはこれでおしまいとなります。
次回、ほっけ釣りに挑戦して、恵祐丸の釣りは年じまいとなる予定です。
最後はいけるかどうかわかりませんので、
今年乗船してくださった多くの釣り人の皆さん、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。



2016年12月15日
吹雪の天候が収まったために、床丹川に釣り人が押し寄せてきました。
今年は11月27日氷が張り、今までに例がないほど早い結氷です。
数日来の大潮で潮回りも良かったせいか、
大きなチカがどっと押し寄せてきました。入れ食い状態です。
数日後には釣り人で一杯になっていることでしょう。



2016年12月13日
微細水の水槽で畜養されていたフウセンウオが、
全国の水族館に旅立ちました。
水温の低い中で網の中に入っていたフウセンウオは、
体の安定を図るため1週間ほど水に慣らしていました。
水温は3℃に保たれ微細水と酸素を使い飛行機に乗って出発していきました。
三重県の鳥羽水族館、新江ノ島水族館、登別アクアパークニクスに向かって今頃旅の途中です。
無事に届くように願っています。



2016年12月12日
恵祐丸の湯通しガキの水揚げが最盛期を迎えています。
地元北見の居酒屋さんに卸され大好評です。



2016年12月8日
我が家のショベルカーのうち、
古い方の一台、WA70-1が札幌に旅立つこととなりました。
25年間我が家の経営を手助けし続けてくれたがんばり屋です。
ありがとう、感謝の気持ちで見送りました。


2016年12月6日
底建て網を起こしたあとに釣りに行く予定でしたが、
あいにくの猛吹雪のために釣りは中止しました。
キタツノモエビやスナエビがたくさんかかっていました。
昨年12月に発見されたボタンエビの稚魚もこの中にも混ざっているのでしょう。
今日も網の中にフウセンウオが入っていました。
水族館ではマメダンゴウオを欲しがっているのですが、
今のところフウセンウオばかりでダンゴウオは一匹しか見つかっていません。
水温三度の微細水の中でフウセンウオは水族館に送られるのを待ちます。


2016年12月4日
先日までの大時化がうそのように海が凪ぎました。
網走の釣り船はほとんど釣りを引き上げてしまい、他の船は3隻程度でした。
この日は暖かく、魚礁の縁では岡田さんがトリプルでタラを釣り上げ、
こんなに釣れるものかとびっくりしていました。
前半不調だった山本さん、鈴木さんも大物を次々に釣り上げていきました。
山本さんの釣り上げた大物は全部タチが入った雄で感動ものです。
天候の悪い日が続く12月ですが、
またもし機会があったらタラを釣りに行きましょう。




2016年12月1日
漁の帰り道に常呂魚礁にてタラのアタリがありました。
残念ながらこのタラはメスだったのですが、札幌市場では高値で取引されました。
若干タラが岸側に移動している節があります。



2016年11月27日
タラ釣りに出かけました。
11月はあまり良い結果が出なかったので今回もあまり乗り気ではなかったのですが
早坂さんのチームが今年オホーツク海最後の釣りに出たいとのことで
船を出すことにしました。
全部で160本。
前回全く釣れなかった渡辺さんが、今回は良い形のタラを3本釣り上げ
前回不調だった美馬さんもクーラー釣りをしました。
早坂さんは今日も大物を釣り上げてタチを小分けしてあげました。
さすが早坂親分です。
全体的には小振りなタラが多かったものの
腕利きの皆さんがこれこそオホーツク海のタラ釣りというところを見せてくれました。
来週から日本海のヤリイカ釣りに出かけるようですが、
皆さんの良い釣果を願っております。
今年一年ありがとうございました。





タラ釣りに行った日と同じ2016年11月27日
17:30分、底建て漁に出ました。
翌日が大荒れの天気になるとのことで、今行かなければしばらく網を起こせません。
潮が止まっていたものの何とか網を起こすことが出来ました。
最後の網に手をかけた頃にはすでに海が大荒れで、
疲れていたもののタイミング的には行って正解でした。
能取海脚に潜んでいる2s台のクロガレイが大量に上がってきました。
いよいよ漁もおしまいという頃にこの大物たちは網に入ってくるようになります。
漁が終盤にさしかかっています。
今回もホテイウオが10匹網に入っていました。
10匹のホテイウオは水槽の微細水の中で元気に出荷を待ちます。









恵祐丸の底建て漁が終盤を迎えています。
今年もフウセンウオの姿が見られるようになりました。
11月23日には茨城県大洗水族館から2名の方が来られました。
昨年12月の末、底網にかかったフウセンウオが大洗に送られました。
フウセンウオは一年魚で、子供を産んだらその一生を終えます。
現在40匹の子供たちが観賞用として大洗水族館に展示されています。
その子供たちの繁殖相手として新しいフウセンウオが必要になったというわけです。
この日は11匹のフウセンウオが網に入っていました。
単に水から上げただけではダメで、恵祐丸に置いた水槽に移して、
空気を分解した微細水にしばらく置いて体を慣らさないと死んでしまいます。
この日の前に確保して置いたフウセンウオと合わせて、
無事18匹が生きたまま大洗に送られました。
現在オホーツク海の水温は5.5℃。寒流の水で育ったフウセンウオは、
800q離れた大洗の暖かい水の中でも無事卵を産みました。
素晴らしい生命の神秘ですね。
北緯43度06分東経143度45分、オホーツク海の中部海区であるサロマ湖から、
はるばる旅だった魚たちが、全国の子供たちに笑顔を届けます。




11月20日
早坂さんのチームが来てくれました。
潮の流れが穏やかで、最高の釣り日和でした。
能取海脚全体を巡ってみたものの、魚自体が少ないようで、
小振りな個体が多くあまり良い釣果にはなりませんでした。
しかし早坂さんは大形のタラを釣り上げ、
しかも仲間にタチを小分けして大判振る舞いです。
そして藤井さんと牧さんは根性でタチ入りのタラを数本釣り上げました。
あきらめない気力の勝利、お見事です。


11月19日
岩村さんのチームが乗船してくれました。
この日は常呂魚礁から釣っていきました。
ホッケやシマゾイ、タラに青ゾイなど若干の釣果がありました。
能取海脚の沖側には小ダラが居ました。
しかし大形のタラがおらず、早めの切り上げで帰ってきました。



11月13日
タラ釣りに出てみました。この日は凪が良く条件は良かったものの、
能取海脚全体にタラが見えない状態に思えました。
合計で60本ほどの釣果でしたが、中小が多く、みなが満足するだけの量ではありませんでした。



2016年11月5日
朝まで大時化の日でしたが、朝凪のわずかな隙を見計らって船を出しました。
うねりは高かったものの、潮は案外楽だったので網を起こすことが出来ました。
大量のカレイがかかっていてこれは船を出して良かったというものです。


2016年11月4日
湖内の雑定置網を上げたところ、
大量のクリガニが入っていました。
我が家の飼い犬ハナもびっくりです。



2016年11月3日
タラ釣りに出かけました。
この日は潮が止まっているせいか、釣果は今ひとつでした。
6人で70本ほどの成果になりましたが、小振りな個体が多かったです。


2016年10月26日
常呂・オホーツク海にて。
キタツノモエビの姿が見られるようになりました。
海水温が下がり、オホーツクに冬の到来を感じさせます。


今年は小振りながらヒラメが良く網にかかりました。


2016年10月16日、カレイ釣りに出かけました。
潮の流れが早くあまりいいスタートではなかったものの、
10時過ぎには潮が止まってクロガシラが掛かりました。
久々に近藤さんが乗船してくれました。
すると30枚を越える釣果でさすがです。
潮が止まればカレイが釣れるのですが、
潮が早いと腕が良くてもやはりかかりません。
ここはどうしても運が絡むところです。
皆さんいい笑顔!




10月11日。今年、恵祐丸の底建て漁での最初の水揚げがありました。
日本海から南下してきたふぐが大量に水揚げされ、
恵祐丸だけで1トン以上の量がかかりました。
またこの日は太平洋の黒潮に乗って北上したクロメダイが二本あがりました。
クロメダイは黒潮の流れのまま東京湾を経て釧路の沖までやってきます。
そこからさらに長く長く泳ぎ続け、太平洋を通り抜け、納沙布岬を越えて
ようやっとここまでやってきたのですから、何ともすごい生命力です。
また同時に、東シナ海から北上したシイラが水揚げされました。
シイラは50年ほど前からたびたびオホーツク海でもとれてはいますが、
2000q以上もの距離を黒潮に乗って北上してくるのです。
広い海の中をよくぞここまでやってくるものだと感慨を受けます。








9月25日、潮の流れも良く、絶好の釣り日和なのでカレイ釣りに出かけました。
札幌から来られた今井さんは大形の真ガレイを釣り上げました。
この日は置戸チームが絶好調でした。


女満別の池田さんはこの日幸運にも、1s越えのカレイを70枚も釣り上げる名人ぶりでした。
池田さんは知床でサケを24本も釣り上げ、恵祐丸ではカレイも最大級を上げてと、
今年は池田さんの年とでもいうべきすごさです。
次はタラ釣りにも挑戦するそうです。


9月13日、サケ釣りに出てみました。
しかし網にはサケがかかっているものの、釣り針にはいっこうにかかりません。
大手さんは巨大なブリを釣り上げ、沖では大物だらを数本釣り上げるツキっぷりでした。
佐藤さんは80メートルで大きなマガレイを釣り上げ、
山下さんはウサギアイナメを釣り、他にもタラを20本釣り上げ絶好調です。


8月28日には旭川のチーム早坂所属の牧さんがシマボッケ(キタノホッケ)を釣り上げました。
早坂さんは大物6本を釣り上げ、見事な腕前を振るってくれました。
山本さんも負けず劣らず大物を釣り上げ、対決は甲乙付けがたいものとなりました。


夏はマスが大漁でした。が…
9月28日、カラフトマスはすっかり姿を消しました。
ようやくアキアジがメインの時期になったようです。



サロマ湖の湖口近くに仕掛けた定置網に、今年もヒラメが紛れ込んでいました。
宗谷暖流の流れに乗って日本海から南下してきたものだと思われます。
20pほどの大きさだったため逃がしてあげました。



8月11日
タラ釣りに沖に船を出して見ました。
天気は晴れですが思ったよりも波が高く潮が早く
小潮の二回潮にもかかわらず大変早い潮で参りました。
船頭と息子の他に、宇野会長さんと柳原さんが乗船しいざ出港です。
潮が早いにもかかわらず、ホッケがどんどんかかるのに驚きました。
前日までの調査ではタラがいないという情報だったので、
実際に行ってみればタラの入れ食いぷりに皆笑顔でした。
この日は赤の毛針を使用しました。
ジグに対抗した仕掛けを考案中なのでテストしてみたところ、
ジャンボばかりかかりました。
札幌中央市場ではお盆も近いせいか、
この夏最高の高値が付きました。
グレードを高めるために、釣り具の総合問屋アイビックに相談しながら、
次々に新作が試されています。
こうご期待!



サロマ湖では今稚貝の取り組みがピークを迎えています。
昭和9年に木下虎一郎博士がホタテ貝の特性である足糸の発見をされてから、
すでに80年あまりが過ぎました。
温暖化も手伝い、今年のホタテは最高の成長率で育っていきます。
5月初旬に産卵したホタテ貝はすでに1pの大きさに達しています。
おそらく来年5月の放流では、史上最大の大きさのホタテ稚貝が放流されることになるでしょう。



8月に入り、サロマ湖内でもマスが捕れるようになってきました。
水温が23℃もあるのですが、良く湖内に入ってくるものだと思います。
外海に大量にいるブリがサロマ湖にも入ってきて、
捕れるのはブリばかりと言う状況に困っていました。
大雨で河川が氾濫したことで、サロマ湖に大量のゴミが流れ、
潮の流れも早くなり厳しい状況が続きます。
8月5日、大潮の二回潮でサロマ湖のゴミはオホーツク海に流れて
湖内はようやく綺麗になるでしょう。


7月31日は五目釣りに出かけました。
今は幻のキタノホッケ(シマゾイ)が数本。
ヤナギやタラは釣れるものの、青ゾイの釣果は少なかった。
近藤さんが来てくれたことで、タラの餌釣りの仕掛けを試してみました。
近藤さんの作った仕掛けには、大物がかかる手応えを感じました。
秋のタラ釣りに向け新作の仕掛けをどんどん考案していきたいと思っています。





7月19日はタラ釣りに出かけました。
佐藤さん一行も同乗することになり、ちょっとした団体で出発です。
しかしこの日は潮が早く、至るところに潮目がありました。
8時頃までの間に、菜っ葉原で大物をおよそ釣ってしまいました。
前回のタラ釣りのような大漁では無かったものの、まずまずの成果でした。
佐藤さんはウサギアイナメを5本も釣り上げ満足そうです。
他の皆さんもなぜこんなにウサギアイナメが釣れるのか不思議がっていました。
この日も上がったタラやウサギアイナメ、ヤナギノマイは、
札幌中央市場と北見の居酒屋に卸されました。





7月16日は東旭川釣りクラブの皆さんに来ていただきました。
この日は大会形式でカレイ釣りを行いました。
大会は三枚のカレイを並べて全長の合計を競うレギュレーションです。
この日は凪も良く潮も良かったのですが、それほど釣果には恵まれませんでした。
しかし大形の個体が良く掛かり、全体的に大きめのカレイが釣れました。
優勝は合計1メートル7pの河西さん。
2位には幹事をされている桑原さんが1メートル6pで大接戦となりました。
一番の大物賞には畑中さん。皆さんお疲れ様でした。


また恵祐丸から参加賞が全員に贈られました。
実に20名の方々が参加してとても賑やかな大会になってくれました。
ありがとうございます。

7月17日は五目釣りに出かけました。
人数も少なかったことから深場に向かいましたが、
深場ではほっけが一本しかかかりませんでした。
とはいえ潮の流れも良く、ヤナギノマイが良く釣れました。
川原田さんは狙いの青ゾイは3本程度でしたが、
タラはもちろん、56本のヤナギノマイを釣り上げてさすがの名人ぶりです。



宇野自動車の会長さんを誘ったところ、これまでにこんなに釣れたことはないと
感動なさっていましたようで、船を出した甲斐もあるというものです。
皆さんご参加大変ありがとうございます。


7月13日
凪がいいのでタラ釣りに船を出しました。
沖合は潮の流れが良く、タラが良くかかりました。
大形のタラの群れを追いながら、10時頃まで釣りに没頭しました。
1メートル10センチ、13s、オホーツク最大級のタラといえるでしょう。
後半は小ぶりのタラが多くなってきたので、釣ったタラが悪くなっても困ると港に帰ることにしました。
若里からおよそ25マイル、北緯44度20分、東経144度30分
タラの群れで一杯でした。
釣ったタラは札幌中央市場に出荷し、
北見の居酒屋にも卸されました。

また近いうちにタラ釣りに出かける予定です。



7月10日、カレイ釣りに出かけました。
昨日の潮とは一転して楽な潮になり、快適な釣りになりました。
北緯44度10分、東経144度05分の漁場には、33隻の釣り船が集い
竿の動きに一喜一憂していました。
水温が17.8℃にも達し、カレイが沖合に移動している様子がうかがえます。
温暖化はカレイにも住みにくい環境に変わってきているようです。

たくさんの方々に来ていただきまして本当にありがとうございます。
先日札幌から来られた三井さんを始め医療チームの方々、遠いところ大変ご苦労さまでした。
小バラスと砂泥域には大形のカレイが潜んでいて、
長瀬さんは43pの巨大マガレイを釣り上げ、
旭川チームは47pのクロガレイを釣り上げました。


12回の流しで昼までたっぷりと釣りに浸る時間でした。
30枚から40枚の釣果でしたが、大物カレイが多めということで皆さん満足していただけたでしょうか。
参加してくださりありがとうございます。


7月3日、今年二度目の釣り大会を行いました。
低気圧の接近に伴い海が荒れ、船を出すかどうか迷いました。
案の定波が残る中ですが、決断し船を出すことになりました。
朝9時頃まですごい大波が続くほどで、
現場まで1時間以上かかりましたが、
荒れた海はチャンスでもあります。最高の釣果となりました。

3年連続で大会に参加してくれた岩村さんが、3連覇を達成しました。
5本のタラの重さで競って覇権を決める大会でしたが、
合計34sの大物タラばかりを釣り上げたのです。
岩村さんはカムイの赤金のみでこの見事な釣果を上げました。
いわばカムイの赤金の専門プロなわけです。

岩村さんの優
勝に対して、
トロフィーとホッカイシマエビ、それに大形のホタテ貝が贈られました。


鈴木さんは一番の大物を釣り上げ大物賞です。
ホッカイシマエビとメダルが贈られ、
さらに札幌三木製作所の社長のご厚意により
特性ジグをいただきました。






岩村さんのご厚意で、岩村さんが釣り上げたタラをいただきまして、
北見の居酒屋へ卸して料理してもらいました。
見た目にも鮮やかで綺麗なすごいお造りです。
みなさんも北見に行った際はぜひ「ほたる屋」で食事をなさってみてはいかがでしょうか。


札幌から来てくださった今井さん、美唄から来てくださった佐々木さん、
遠いところを来ていただけてありがとうございます。
今回調子が悪く参加できない方もいましたが、
さすがみなさん素晴らしい釣りの腕を振るってくれました。
本当にお疲れ様でした!


ホッケ底建て網が終了間近です。
今年はホッケが全くと言っていいほど水揚げされていません。
ブリやイナダが網の中に入っていることが多く、
連続してマツカワが入っているようになりました。
常呂漁協に水揚げされたマツカワはsあたり1300円の値段が付きました。

マツカワが増えつつあるのでしょうか?
海水温が14℃もあるのに、まだサクラマスの影が見られます。
例年に比べて異常なことです。
温暖化によってオホーツク海はブリばかりが席巻しています。
まだマスやサケは来ていませんが、今年はサケ網にブリも大漁にかかることでしょう。



6月19日、沖合へのタラの移動が確認できたので、
この日はタラ釣りの大会を開催しました。
地元サロマの釣り人の方々に参加していただきました。
沖合には大形のタラが群れをなしていて、
皆さん大物を釣り上げて接戦でしたが、


興部から来てくれた河原田さんが優勝しました。


大物賞には地元、佐呂間町の渡辺秀一さんが
1メートル、8.8sの見事なタラを釣り上げました。
今の時期としては珍しく、ピンク色ながらタチが入っていて驚きでした。

6月20日
底建網の中にメガネカスベがまたもやかかっていました。

立派なメガネカスベです。
今回見つかった卵殻は2つ。この個体が産んだものでしょう。
一度に二つの卵を産むということがわかるわけです。
また、大形のマツカワが3匹網に入っていました。
マツカワは50pまで成長するのに3年かかります。
また体重が2sに達してから産卵を行います。
成長は早いのですが、3年経たなければ産卵しないらしいということが研究されており、
常呂沖の宗谷暖流の漁場で水揚げされた個体です。
マツカワは札幌中央市場で高値が付きました。
マツカワやメガネカスベについてより詳しい記事を載せておりますので、
『豊饒の海』でぜひよろしくお願いします。

さらにイナダが網の中に入っていました。
このイナダは活締めして我が家の食卓に上りました。
とても美味しい!
新鮮なイナダだけに、活締めをするとさらに味が引き立ちます。


6月26日は大会の予定だったのですが、時化模様だったので中止しました。
25日は青ゾイの様子を見るために沖合に出てみました。

波が荒く早めに帰ってきたものの、青ゾイやほっけの当たりがありました。
青ゾイは北見の居酒屋、『ほたる屋』へ出荷されました。


6月15日には青ゾイ釣りに出てみました。
小振りの青ゾイが多い中、25本ほどの青ゾイを釣り上げました。
大形の青ゾイは地元北見の居酒屋
『ほたる屋』の料理長が
美味しいお造りにしてくれます。
他にタラが40本ほど上がり、
大きなものを選んで札幌中央市場へ発送しました。



6月12日
カレイ釣りに出かけました。
この日はあいにく天候が悪く、波のうねりが大きく大変でした。
10隻あまりの遊漁船が出ていましたが、
どの船も波の高さに苦戦していたようです。
私たちは、沖合にあるバラス目のクロガシラを狙うことにしました。
前回よりも少し数は減ったものの、近藤さんも山本さんもさすがの腕を見せてくれました。
大形のカレイを70枚釣り上げお見事です。





6月5日、青ゾイ釣りに出かけました。
水温が11℃に達したことで青ゾイを狙えるようになったのです。
この日は天候が悪く、一度は中止も考えたのですが、
明け方に天候が良くなったように見えたので船を出すことに決めました。
入れ食いとは行かないものの、ぽつぽつと魚がかかります。


中でも島さんは最初からすごい勢いで竿が揺れ続けます。
2時間あまりの間に、ホッケも青ゾイもオヒョウも見事にヒット
ぶっちぎりの釣れっぷりです。

皆驚きの表情でした、が
あいにく2時間を過ぎると船酔いがひどくなり
釣りを中断して休むことになっていました。
オヒョウは90pあったことから、産まれてから12年経つ個体だと思われます。
オホーツク海の中でもオヒョウはどこででも繁殖しているわけではなく、
能取岬から25q、北に伸びる形で北見大和堆が100q以上に渡って伸びています。
そのさらに延長線上、150qにある北見海底谷が
オホーツク海のオヒョウの生まれ故郷なのです。
一帯のオヒョウは能取岬で産卵する習性をもち、そこから紋別海脚に移動する途中だと思われます。
5月には底建て網にしばしばオヒョウの水揚げがありました。
『豊饒の海』でも詳しい解説をしております。


6月の始め、風がやみ潮が止まる日があり、
カレイが溜まっていると見た場所にカレイ網を刺してみました。
これが上手く当たり、次々とカレイが巻き上げる網にかかって飛び出してきます。
中には48センチにも達する大形の真ガレイがかかることもありました。
真ガレイの大豊漁は常呂沖の砂森漁場から河口域にかけて良くかかります。
こちらも『豊饒の海』でより詳しい解説があります。








6月に入り、恵祐丸は豊漁が続いています。
底建網の中に大きなメガネカスベが三枚も入っていました。
同時に三つの塊も見つかりました。
この不思議な形の塊はカスベの産んだ卵殻です。
カスベはサメとエイの中間のような生き物で、
サメは卵生、エイは胎生なのに対して、
エイとほぼ同じ姿なのですがこのように卵を産むのです。
メガネカスベは『豊饒の海』でも解説しておりますので、
是非この機会にお求めくださると幸いです。
カスベが網の中で産卵するのは漁師を続けて始めてのことで、
水温が11℃を上回り産卵に適した環境になったのでしょう。





ホタテ稚貝放流という、毎年の一大イベントも無事終わりましたが、
沖の状態が気になり釣り船を出しました。
川原田さんと一緒に沖に船を向けます。
釣果はあいにく青ゾイが10本でしたが、
幸運にもほっけは30本近く上がり、
タラは20本ほどになって、まずまずの釣果になりました。
青ゾイは北見の居酒屋、
『ほたる屋』で
新鮮な刺身として提供されました。
『ほたる屋』では恵祐丸のニシン、ほっけ、ソイ、オオカミウオなど
北見ではちょっと名の知れた料理長、山田さんの手で
様々な食材が料理になって振る舞われています。
皆さんも是非一度行ってみてください。





5月29日、前浜のカレイを釣りに出かけました。
待ちに待った釣りだけに、皆さん道具に気合と工夫が込められています。
北西の波がありコンディションはそこまで良くないものの、
皆さん最後まで賑やかな釣りとなりました。
代表として川原田さんと長瀬さんを紹介します。
小さい魚をリリースしつつ、
長瀬さんは150枚、川原田さんは200枚近い釣果を遂げました。
他の皆さんも負けず劣らず素晴らしい釣果ばかりです。
次回はまだ予定ですが、釣りの大会を行いたいと考えています。








2016年も4月に入り新年度となりました。
学生や社会人たちの新しい門出にも、恵祐丸の美味しい魚を届けたいものです。

3月の中頃、港の氷を漁港所属のクレーンがたたき割り
ようやく開いた港へ漁船恵祐丸が下ろされました。
巨大な吊り下げ車でこのように船ごと持ち上げて、
海の上にそっと下ろすのです。
毎年のことではありますが、何とも壮観な光景です。


海明けはニシンを狙う時期です。
平成28年は3月18日にニシンの初水揚げがありました。
海明けのこの頃に産卵のためニシンは移動し、
産卵しやすいその時を今か今かと待っています。
漁師たちはそれを狙ってニシンたちがいつ来るか
どこに来るかを必死になって予想し、網を仕掛けます。

今年のニシンは感覚的には氷が綺麗に引いたのと同じ頃に
ざっと勢いよく押し寄せてきました。

銀ぴかのニシンを大中小と振り分けて
キッチリと重さを分けて港に送り出します。
産卵直前のニシンたちは卵と白子をぎっちりと溜め込んでおり、
この時期が一番高値が付くわけです。

選りすぐったぴっかぴかのニシンに
活締めを施せば
どんな魚にも負けない旨味が引き出されます。
札幌中央市場に出荷された活締めニシンは、
高いときには1s899円にもなりました。
ニシンの恵みはもう少し続くはずですが、
時化が続くため沖に出られずにいます。
このままだとニシンの産卵が終わり、お腹がへこんだニシンになってしまいます。
とはいえニシンも産卵のために来ているわけですから
この雨で新しいニシンの子供たちが大勢生み出されるので良いことです。
変わらず日本の味としてニシンが食卓に並ぶ日が続いてくれると良いですね。





2016年も2月を過ぎ、貯蔵していた活ガレイの在庫も
ようやく底をつき始めました。

今回は11月に一本釣りで釣り上げたカレイを
じっくり寝かせて取っておいたものです。
半冬眠のような状態で保管されていたため
やせ細ったり味が落ちたりと言うこともありません。
海から揚げたままの大きく美味しいクロガレイをそのまま届けることが出来ました。



凍り付かないよう十分温度調整した水槽で
元気に活きたままのクロガシラガレイです。
当然ながら味は新鮮そのもの。
冬の間も美味しいカレイの刺身や寿司が食べられるのです。

平成28年2月11日〜14日にかけて
網走では市を上げて『流氷祭り』が開かれます。
数日かけて行われる大きなイベントで、相当な力が入っています。
網走でももちろん様々な良質な特産品を作りたいと常々考えていますので、
中でもオホーツク海のクロガシラは
質も良く大きく、捕れる量も十分で、特産として有望な候補の一つなわけです。

クロガシラ、クロガレイの刺身の美味しさを、
この機会に網走に訪れる人々に知ってもらおうと
活魚を扱う網走の料理店は腕をうずうずさせているのです。

恵祐丸のカレイももちろん流氷祭りに合わせて出荷を行います。
オホーツク海の生のカレイの美味しさを
多くの方々に知ってもらうためにも
恵祐丸はがんばって参ります。



1月5日、札幌中央市場最初のセリが行われました。

新年最初が肝心と、恵祐丸も初セリに合わせ
最高の魚を揃えて中央市場に揚々と出かけました。

船頭が熟練の技術で活〆を施したクロガシラガレイ。
美味しくないはずがありません。
十分な注意を払って、最低減の包丁を使い
必要なだけの傷しか与えていないため
繊細な活魚の味がしっかりと引き出されています。
道中吹雪いたものの、無事札幌市場に到着できました。
内外から高い評価を頂き、ありがとうございます。
2016年もどうぞよろしくお願いいたします。
2016/01/17〜19日

床丹川はこのあたりでは誰もが知る釣りのホットスポットであり
冬になれば釣り人が今か今かと「その時」を待っています。
2015年12月27日の昼、ようやく川の表面の氷が人が乗れるだけの分厚さを得ました。
同時にその日は大潮の日でもあり、チカがやっと床丹川を上れるようになったのです。
とはいえすぐに入れ食いとなるわけではなく、
本当に大漁の釣り人がチカを狙って車を橋の近くに止めていたものの
なかなか釣れない日が続きました。
1月17日、爆弾低気圧が近づく中、突然の入れ食いが始まりました。
一気に200匹以上も釣り上げる方もいるほどの大漁です。
1月18日には釣り新聞にも時々記事が載る釣りの名人、
訓子府の長尾進さんは250匹を釣り上げました。
19日は150匹になりましたがそれでも大漁です。

釣果の浮き沈みが激しいようではありますが、
大時化のあとにはまた大漁のチャンスが来ると見ています。

床丹川には戦後、運河構想がありました。
床丹川の水量はかつてはもっとたっぷりとあり、泳いで川遊びが出来るだけ
十分な広さがあったのです。
運河構想と氾濫への対策から床丹川は形を変えたのですが
しかし流通の要はすでに自動車に移っており、その計画は無くなってしまいました。
床丹川には丸太の橋脚がかかっていた時代もありましたが、
強度面でトラックが通れないなどの理由で鉄骨の橋に変わったのが1983年12月のことです。
こうして完成した浜大橋は、偶然から大変チカ釣りに適したスポットになりました。
釣り人は簡単に床丹川の上に降りられるこの場所にこぞって集うようになったのです。
こうして浜大橋は33年に渡って釣り人の姿を見守ってきたのです。



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